葬儀の基礎知識
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葬儀の後

1.喪の期間 2.形見分け 3.香典返し
4.納骨 5.位牌  

喪の期間/忌と服
 「喪」とは、死亡した人を追悼して身を慎む事を意味します。厳密には、死者のけがれを身に付けているという神道的な考えから、その期間は外出や神社への出入りを避けるなど身を慎むべき「忌」と、慶事への参加を辞退するなどして身を慎む「服」とに分かれます。喪服期間として四十九日までとする地域が多く、旅行や慶事への参加を控えます。
 明治七年(1874年)の太政官布告による「服忌令」では、死者が父母の場合は忌の期間が五十日、服の期間が十三ヶ月となっています。現在、服忌の法律はありませんが、年賀欠礼などに名残があるようです。

 現在官公庁服務規定の忌引期間は、死亡者が配偶者の場合は十日間、父母が七日間、子供が五日間、祖父母、兄弟姉妹、配偶者の父母が三日間、孫、おじ・おば、配偶者の祖父母・兄弟姉妹が一日間となっています。民間もこれにならうのが一般的です。
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形見分け
 形見分けは、故人が生前身につけたり、愛用していた衣類や装身具、収集品などを、近親者、親しい知人や友人に分け、故人の思い出のよすがとしてもらうものです。仏式では、一般的に四十九日、神式では五十日祭の忌明けの頃、キリスト教では一ヵ月後の召天を記念する日などに行います。

 形見の品は、相手に受け取る意思があるかどうか確かめてから、包装やのしはかけずにそのまま手渡すのが一般的です。かかわりの深い人でなければ失礼にあたることもあります。特別な事情がない限り、身内以外の目上人には形見分けしないものです。
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香典返し
 葬儀で香典や供物をいただいた方、葬儀でお世話になった方に対して、忌明け後に香典返しとしてお礼をします。仏式の場合は四十九日の法要後、神式では五十日祭後です。キリスト教では香典返しという習慣はありませんが、近年では、一ヶ月後の召天を記念する追悼ミサの後にお礼の品を送る場合が多いようです。

 香典返しの品物の金額は、よく「半返し」といわれ、いただいた金額の半分が目安です。亡くなった人が一家の大黒柱だった場合は三分の一程度が一般的です。よく使われる品物は、お茶、のり、石鹸、タオル、タオルケット、シーツなど。どの家庭でも使う日用品のほか、デパートなどの商品券も多いようです。
 品物は、黒白の水引を印刷したかけ紙に、仏式の場合は「志」「忌明け」など、神式は「志」、キリスト教は「召天記念」(プロテスタント)、「昇天記念」(カトリック)と上書きします。香典返しには必ず喪主名義の挨拶状を添えます。最近ではカードに印刷して洋封筒に入れるケースもあるようです。

 香典返しをしないで香典の一部または全額を社会福祉団体などに寄付した場合は、その旨を書いた忌明けの挨拶状を送ります。
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納骨
 遺骨を墓に納める事を納骨といいます。仏式では、初七日から四十九日までの七日ごとの法要の日に納骨するのがならわしです。近年は、四十九日の法要まで自宅に安置した後に納骨するケースも増えてきていますが、地域によっては葬儀の日に納骨を済ませるところもあります。

 納骨式は、墓前で故人の近親者と、ごく親しい友人、知人を招いて行われます。遺骨を墓に納めた後、仏式では僧侶の読経の中を参列者が線香で焼香します。服装は、喪主と遺族は喪服、近親者もそれに準じた服装、その他の参列者は地味な外出着などでいいでしょう。
 納骨前に、石材店に依頼して墓石か銘碑に戒名などの彫刻を依頼しておきます。またお寺や霊園の場合は、埋葬許可証と認印を必ず持参しましょう。
 納骨が終わったら、供養と参列者一同をねぎらう意味で、お茶と菓子、酒食などでもてなす事が多いようです。僧侶を招く場合は上座に案内します。
 墓地がない場合は、墓ができるまで寺院や霊園の納骨堂に一時的に預けるか、永代納骨をお願いする事になります。
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 葬儀に先立ってお寺に書いてもらった白木の位牌は四十九日を過ぎたら仏具店で漆塗りの位牌に買い替え、故人の戒名、俗名、命日、行年などを書き入れてもらいます。白木の位牌は忌明けの時にお寺か墓地に納めます。ただし浄土真宗では、漆塗りの位牌は使いません。
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